2013年4月に開校した『NIPPONおもてなし専門学校』。「ホテルがつくったホテルの学校」として、外国籍の方にホテル・旅館への就職を支援している学校です。校長の鈴木良幸(すずき よしゆき)さんに、特徴ある3つのカリキュラムと即戦力となる人材について伺いました。企業・ホテル側から就職説明会に参加希望できるようなので、ぜひ最後まで読んでみてください。ITスキルと発信力を身につける──どんな学校なのでしょうか?外国籍の方に、座学と実習を通して日本のホテル・旅館について学んでもらいます。『ホテル・旅館国際コース』『ITデザインコース』『国際調理ビジネスコース』という3つのカリキュラムを通して、強みのある人材を育てていきます。──それぞれどんなことを学んでいるのでしょうか?まず『ホテル・旅館国際コース』では、ホテルのサービス・接客を中心に学んでいます。グループ企業の中にホテルがあるので、実際にお客様が出入りをしているホテルで実習ができるのが強みです。『ITデザインコース』では、DTPと呼ばれるフライヤーやwebデザインを制作するまでの一連の工程を学べます。デザイン・レイアウトの基礎知識からIllustratorの使い方まで実務レベルを意識しています。最後に『国際調理ビジネスコース』では、調理師の資格を取るのではなく商業実務の中での調理を学びます。実習と和食・衛生観念の勉強を行い、料理の知識があるホテルマンを目指します。──どんな強みがありますか?現場で求められる知識や人材は、常に変化していきます。ホテルの経営者や旅館の女将さんを講師としてお呼びしていて、その方々の声をもとにカリキュラムを更新していく。今までの「ホテル業界はこうである」「おもてなしとは」といった教え方ではなく、企業側からのオーダーメイド型に近いと思います。──カリキュラムのアップデート内容について、今の時代でいえばどんなことが挙げられますか?就職のために最低限必要なITスキルやWebのデザインスキル、海外への発信もできるようになってもらいます。──今後インバウンドが増えていく中で、デザインの知識があって母国への発信もできるとなると、他には無い強みになりそうですね。日本の文化から学んでいく──どんな生徒さんがいますか?今は約14カ国から集まってくれています。日本で働くことを目的に来ていて、宿泊業への就職を目標にしている方達ですね。──生徒さん達はもとから日本語を喋れるんですか?日本語学校を修了してから来る方が多いので、ある程度は喋れます。学校の中でもさらに深く学んでもらって、ホテル・旅館でも通用する人材に育てていきます。──宿泊業界を志してる生徒さんたちは、接客が好きなのか、それとも日本らしいおもてなしに興味があるのでしょうか?両方ですね。もちろん接客が好きな生徒もいますし、日本文化の一つとしてのおもてなしに興味がある方もいます。ただ日本のおもてなしは、マニュアルだけでは理解しにくい部分も多い。サービスの奥にある情緒的なものの理解から始めます。──確かにおもてなしは日本独自のもので、その背景から伝えていかないと難しいですね。おもてなしを変換する他の国の言葉がないんですよね。おもてなしとホスピタリティはちょっと違うので、気遣いや文脈の把握について学んでいきます。 充実の就職支援──他のホテルにインターンや実習に行くこともありますか?夏休みと冬休みに、ホテルや旅館でバイトをさせていただくことがあります。インターンというよりも、研修バイトという意味合いが強いですね。特に外国の方ですので、収入を確保していかないといけない。──就職のためにどんな支援を行なっていますか?年に2回、企業さんをお招きして合同企業説明会をやっています。1回の説明会で約50社来てくれて、うちの卒業生が社員として来てくれることもあります。 また、秋口からは個別の会社説明会もあります。こちらは希望の生徒のみ参加する形になります。──離職していないことが分かると、就職する側からすると安心できますね。そうですね。生徒によっては日本に長く留まりたい方と、5〜6年働いて帰りたいと考えている方がいます。その希望によって合う企業と合わない企業があるので、しっかりとヒアリングしてもらうことが大切です。──数ヶ月や1〜2年で辞めることはあまり起きなさそうですね。それはあまりないですね。──hoteltreeを見てくれた企業やホテルで、研修バイトの受け入れや説明会への参加を希望できますか?もちろんです。生徒へ就職先やアルバイト先として紹介できます。また逆に生徒から希望があれば、学校側から企業さんに受け入れのお願いもさせていただきます。1学年で150〜300人の生徒がいますので、きっと合う方が見つかると思います。NIPPONおもてなし専門学校へ、アルバイトの受け入れや企業説明会の参加を希望の方へ・学校概要はこちら・お問い合わせはこちら:omo@nippon-academy.ac.jp文章・編集:田中拓海写真:田中拓海